急で激しい暑さが続きますので、熱中症について情報提供したいと思います。
十分な準備と対処で、夏を乗り切りましょう!
(以前、ほかで報告した内容の再掲です。リンクはアップデートしております)
http://www.sakura-urban.jp/blog/archives/358
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熱中症で大切なのは、「予防可能」なことです。
「高温」や「多湿」の環境が体に影響を及ぼし、脱水と熱により起こる身体の機能不全が熱中症の本態です。
予防の要は3つ;(1)暑さを避ける(2)水分の補給(3)塩分の補給
です(と書くとあたりまえのようですが、繰り返します)。
暑いところにいなければ熱中症になることはありません。
また湿度が高いと気温・室温が低くても熱中症になりやすくなりますので、湿度を下げることも意識する必要があります。
対策としては…
・日傘をさす。
・帽子をかぶる。
・扇風機や空調(エアコン)を使う(室温28℃、湿度70%以下目標)。
・日陰を選んで歩く。
・朝のうちに打ち水をする。
・ブラインドやすだれを垂らす。
・テントを張り、軒を出す(屋外での活動時)。
(環境省 熱中症保健マニュアルより)
水分補給は、汗をかいたり喉が乾いたら十分な摂取は鉄則です。
入浴や睡眠時も汗をかきますので、入浴後や起床時に水分補給をしていただくのが良いでしょう。
塩分に関しては、通常通り食事をする場合にはさほど神経質にな る必要はありません。
しかし、汗をかくと水分とともに塩分も失われます。大量の汗をかいたときは塩分補給にも注意しましょう。高温多湿環境に長時間いるときも、水分と共に塩分摂取を励行ください。
補給には、スポーツドリンクや経口補水液(オーエスワンなど)が有効です。冷水(5~15℃)と梅干しのような組み合わせもいいですね。
糖分があると小腸での水と塩分が吸収されやすくな るとも言われていますが、市販のスポーツドリンクは糖分が多く、2倍程度に薄めての飲用をお勧めします。
心臓病、高血圧、腎臓病、糖尿病等で水分制限・塩分制限や 糖分制限がある場合には担当医にご相談してください。
参考サイト:
環境省 熱中症予防情報 http://www.wbgt.env.go.jp/
環境省 熱中症保健マニュアル http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html
【熱疲労や熱中症の症状】
上記の注意をしていても、体調を崩されることがあります。
特に炎天下で活動し、水分摂取・塩分摂取を行っているが体温上昇で体調を崩す場合や、屋内にいるから大丈夫とおもっている場合に、気分不快や嘔気・頭痛・倦怠感などをおこし、来院される方もいらっしゃいます。
熱中症の症状として注意が必要なのは…
・ずきんずきんとした頭痛
・めまいや吐き気
・応答がおかしい、呼びかけに反応がないなどの意識障害
・高い体温
・熱い、赤い、乾いた皮膚
重症度分類としては、以下の表が参考になります。
(環境省 熱中症保健マニュアルより)
十分な準備と対処で、のこりの夏を乗り切りましょう!
参考サイト:
環境省 熱中症保健マニュアル http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html
(院長 富塚太郎)